「という」「こと」「もの」の使用頻度からバレてしまう文章表現能力
先日、絶賛ブログ活動中の幼馴染T君がTwitterでこんな記事をリツイートしていました。
「という」と「こと」
(自分が記事を書く時によく使う文章表現な気がする。)
そういえば、前に研究室で発練を行なった際にも先生から「〜という」の表現を使う回数が多すぎるとの指摘を受けたこともあったような。
心当たりしかなかったので、記事を読んでみるとこんな一文が
書籍的な文章を書き慣れてない人って、"という"と"こと/もの"を多用しがち
「あ、自分だ。」
僕は昔から国語が大の苦手でして。。。
ブログを書き始めたきっかけも少しでも文章を書くことに慣れるためでした。
では、なぜ上記の表現が頻出してしまうのか。
「思った言葉をそのままテキスト化した時に出現する」
これが筆者の考えでした。
確かに、僕は文章を書く際に思いついた内容をあまり推敲せず、そのままテキスト化することが多いかも。
とはいえ、「という」や「こと」の文章表現をよく使っている気がするだけで、実際どうなの??と思ったので、少し調査してみました。
調査対象
Diary && Record に投稿している記事 4本
goduni に投稿している記事 9本
計13本の記事
ちなみにDiary && Recordは最近全然動かしていない技術系のブログです。
調査結果
形態素解析を行なった後、使用頻度の高い順にソートしました。
とりあえず今回は「という」「こと」「もの」の3つに注目します。
使用頻度の高い文字列 1位〜10位
ランキング | 文字列 | 品詞 | 頻度 |
---|---|---|---|
1位 | 、 | 記号 | 214 |
2位 | た | 助動詞 | 202 |
3位 | 。 | 記号 | 196 |
4位 | て | 助詞 | 184 |
5位 | は | 助詞 | 163 |
6位 | の | 助詞 | 155 |
7位 | する | 動詞 | 154 |
8位 | に | 助詞 | 130 |
9位 | を | 助詞 | 120 |
10位 | です | 助動詞 | 107 |
上位10件に関してはまぁそうなるよね、って感じですね。
てなわけで次の10件を見てみよう。
使用頻度の高い文字列 11位〜20位
ランキング | 文字列 | 品詞 | 頻度 |
---|---|---|---|
11位 | で | 助詞 | 102 |
12位 | が | 助詞 | 94 |
13位 | ます | 助動詞 | 91 |
14位 | と | 助詞 | 78 |
15位 | だ | 助動詞 | 76 |
16位 | いる | 動詞 | 68 |
17位 | も | 助詞 | 60 |
18位 | ない | 助動詞 | 50 |
19位 | こと | 名詞 | 45 |
20位 | が | 助詞 | 36 |
お、出てきました。
「こと」が19位にランクイン。
使用回数は45回。
調査対象は13本の記事だったので、単純計算で記事1本あたり約3.5回の使用数。
記事によって文字数は異なるので本当に記事1本あたりの使用数かどうかは定かではないですが、記事の文字数はそこまで多くないと思うので、やはり使用回数は多いと考えられます。
ただ、「という」「もの」はまだ出てきていないですね。
もう10件だけ見てみます。
使用頻度の高い文字列 21位〜30位
ランキング | 文字列 | 品詞 | 頻度 |
---|---|---|---|
21位 | の | 名詞 | 34 |
22位 | ので | 助詞 | 32 |
23位 | 思う | 動詞 | 32 |
24位 | ! | 記号 | 32 |
25位 | なる | 動詞 | 28 |
26位 | と | 助詞 | 27 |
27位 | ブログ | 名詞 | 26 |
28位 | という | 助詞 | 24 |
29位 | に | 助詞 | 23 |
30位 | れる | 動詞 | 23 |
「という」発見!!28位にランクイン。
使用回数は24回で記事1本あたり約1.8回の使用数。
やっぱり使っていました。笑
関係ないですが、「!」を32回も使っていたことにはびっくり!
ちなみに「もの」の使用回数は9回と少なかったです。
結論
やっぱり自分には文章表現能力が足りていない!!!
はい、じゃあ終了!
さすがにこれで終わるのは余りにも悲しいですね。
とても嬉しいことに先ほどの記事で筆者が僕みたいな人のために解決策を載せてくださっていました(感動)
それはズバリ
「という」は消してみる
「こと」は消すか、具体的な言葉に置き換える
だそうです。
なんと例まで載せてくださっていました。
例えば「という」の場合だと
いま自分がいちばん気になっているのは「この作品に勝者はいるのか?」という視点です。
↓
いま自分がいちばん気になっているのは「この作品に勝者はいるのか?」です。
「こと」の場合だと
通常、2.5次元ではアニメのキャストが舞台版にも出演されるのは稀なことだと思います。
↓
通常、2.5次元でアニメのキャストが舞台版にも出演するのは稀です。
なるほど。めちゃくちゃ勉強になります!!
この他にもいくつか例が用意されていました。
自分自身が文章を書く上でずっと悩んでいた部分ではあったので、この人の記事は本当に勉強になりました。
これから文章を書く際は、ただ単に思いついた内容を書くのではなく、推敲して書く癖をつけていこう。
P.S.せっかく形態素解析までしたなら+αで他にも分析したい